RUNARX RUNNING COMPANY / ルナークス・ランニング・カンパニー - 埼玉県川口市のランニング・スペシャリティショップ

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シューズ考 

HOKA:スピードゴート6にアップデートされました。
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ご存知HOKAは国内外でトレイルランニングシューズ使用率として人気NO.1ブランドです。そのラインナップの中で中心となるシューズはスピードゴート。ということはトレイルランナーに最も履かれているのがHOKAスピードゴートと言っても間違いないのではないでしょうか。

国内外のトレイルランナーに信頼され愛されるスピードゴートです。それが5から6にアップデートしたことで履き心地が変りすぎると愛用者の期待を裏切ってしまいかねないため、HOKAとしてもスピードゴートのアップデートは慎重になったかと思います。

シューズの履き心地の感想は、個人の好み、今何を履いているか、どんな走り方をしているかで同じhシューズでも「走りやすい」「走りにくい」「柔らかい」「硬い」「好き」「嫌い」と評価が分かれてしまいます。
ここでは、スピードゴート5と6を仕様、部位ごとに比べることで、スピードゴート6の特徴を考察してみたいと思います。
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最初に実測の数値から(それぞれ26.0cm)
SG5:重さ265g、スタックハイト:ヒール37mmフォアフットF32mm(内インソール厚5mm)、ドロップ5mm、ラグ高5mm
SG6:重さ257g、スタックハイト:ヒール37mmフォアフット32mm(内インソール5mm)、ドロップ5mm、ラグ高5mm

スタックハイトは厚くなったと聞きますが、実測では変化はありませんでした。重さは8gほど軽量化しています。
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上記実測を含めて、変えなかった点(もしくは小さい仕様変更)。
スタックハイト(インソールの厚みと材質、中底)、ビブラムメガグリップのアウターソール、ラグ高(ラグ形状と配置は小さな変更)、ガゼットタン、ヒールの深さ、木型
スタックハイト、アウターソールのビブラムメガグリップ5mm高も変えず、今までの信頼を継続しています。

逆に、変えた点。
①アッパー素材、②ミッドソール製法(+ガイドレール)、③ヒールカウンター、④靴紐のアイレット位置、⑤シュータンのパッド、⑥中足部の補強、重さ

①アッパー素材を硬質で伸縮性が少ないエンジニアードウーブンアッパーに➩シューズの中で足が動かないホールド感の向上
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②ミッドソールをコンプレッションモールドEVA(CMEVA)に変更(カップケーキのように金型にミッドソール材料を流し熱と圧力を加えて成形)。この製法は軽量化や反撥性などアレンジがしやすく、バラつきがない。➩軽くし硬度を上げてフワフワした不安定感を抑制
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③ヒールカウンターがより硬質に➩足首関節の安定性が向上
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④一列目の靴紐を通すアイレットが足首側に後退➩前足部の締めすぎを解消
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⑤足首に近い部分のシュータンにパッド➩下りで足首にくい込む痛みを緩和
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⑥中足部の内側にベルト補強➩シューズと足の一体感を強化
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今回の仕様変更によって、
今までのスピードゴートが持つロングトレイルランでも安心信頼できる履き心地を維持させつつ、
「軽量化させ、足とシューズのフィット感一体感が増し、ハイスタックで柔らかいソールで起こりがちなグラグラする不安定感を解消」ということを見事成し遂げています。

スピードゴート6が出たばかりですが、次作7は何を変えてくるのか、いやそもそもこれ以上アップデートできるか、それだけ今回のアップデートは完成度が高いと思っています。
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