お馴染み「NIKE:ZOOM PEGASUS」や「adidas : Adizero Boston」は、各社ラインナップの中心にある存在で、様々なランナーにマッチする万能定番シューズです。このような「定番シューズ」をよくデイリートレーナーと言われますが、とある海外ランメディアではこのことを「パンとバター」と称していて、うまいこと言うなと思っていました。そんなアルトラの「パンとバター」が今回紹介するエスカランテです。
今回、新入荷したエスカランテ3は、様々な仕様変更を行いアップデートされています。
★実測データ(M’s8.0インチ)
重さ:245g
スタックハイト:27mm(内インソール5mm)
オフセット:0mm
他:中底クッションシートあり
(前作2.5とほぼ同じ)
まず最初に総論。
というのも「シューズ考は前置きが長くて読んでられない」と言われることもしばしばなので、ルナークスランニングカンパニーが感じたエスカランテ3の魅力のポイントを簡単に挙げておきます。
☀前作より足とのフィット感が向上。
☀スタックハイト27mmなので足裏の感覚がわかりやすく、走行感が良い。
☀EGOミッドソール+Orthliteインソールのおかげでクッション性と反撥感が高バランス。
☀丁寧な走り方が求められるゼロドロップによってフォーム効率を意識でき、日々のランニングのトレーナーとして最適。
以上のこれらを細かく分析してみます。
<アルトラの基本のキ>
✔人は裸足で地面に立ち、歩き、走り続けたことで、理想的で効率的な骨格や筋肉で進化、形成されています。アルトラはその理想状態を活かすため、ソール前後で厚み差を付けない1:1のゼロドロップ「バランスクッション」を採用しています。
✔足指は広げ、掴めるように足の形にした「フットシェイプ」ラストを採用。このことで足が持つ安定性、衝撃吸収性を活かすことができます。
➩「足が持つ機能を活かして上げる事は、効率的なランニング、怪我予防になる」というのが、アルトラのアイデンティティです。
★前作を比較して変更したところ
✔ニットアッパーが硬質に。
「前作2.5のニットアッパーは柔軟性があり、普段履きには気持ちがよいのですが、ランニングだとシューズ内で足が動いてしまうことがありました。伸縮性が少ないニットアッパーにすることでシューズの中で足が動きづらくなりました」
✔シューレースホールが追加。
「靴ひもと通す穴が増え、足とシューズの固定感がアップしました。特につま先側から2列までヒモを折り返し緩みづらくなり、最上部はヒールロックできるように1ホール増えています」
✔厚めのシュータン、スポンジ系Orthliteインソールに変更
「シュータンは今まで薄かったですが、厚くクッション性ある仕様にすることで良好なフィット感や一体感が得られています。インソールをオーソライト社製にすることで(中底もPUスポンジ系)前作よりもソフトな柔らかいクッション性が出ています」
✔アウターソールはアルトラが考案した「インナーフレックス」「フットポッドテクノロジー」を採用
「インナーフレックスはタテヨコのグリッド状の溝。軽量性を演出しながら足の自由な柔軟性を活かしています。フットポッドテクノロジーは実際に足の骨や腱をマッピングし、自然に曲がったり動いたりするのを助けるアウトソール技術です」
★継承点
✔ソフトなクッション性とエナジリターンを高バランスで実現したPU系ミッドソール「ALTRA EGO」
「スタックハイト27mmと思えないクッション性の良さ、そしてバウンス感のあるアルトラ独自開発したミッドソール」
その他、ミッドソール形状など変更点はありますが、大きな変更点は上記です。
こうしてモデルチェンジをすると別のシューズに変わってしまったということもありますが、今回の仕様変更はエスカランテLoverの皆さんにもご納得いただけるアップデートになっており、またこれからアルトラを履いてみたいという方にもおすすめしやすい仕様です。
次に下の写真をご覧ください。エスカランテ3と厚底になる前のアディゼロボストンですが、実は似ている点があるので触れておきます。
この2モデルは重さも近く、ヒールのスタックハイトもほぼ同じ。そしてミッドソールに使われるアディダス「boost」とアルトラ「EGO」は同じポリウレタン系なので、同じシューズのような着地感と反撥感があります。
現在のボストンは前作より1cmも厚い38mmの厚底シューズに変わってしまったので、今までボストンを履いていた方の中には違和感を感じている方もいらっしゃると思います。そんな方はもちろん、これからランニングを習慣にしたいという方、秋以降のレースまでにフォームを改善したいという方にはアルトラの「パンとバター」がお勧めです。
今回、新入荷したエスカランテ3は、様々な仕様変更を行いアップデートされています。
★実測データ(M’s8.0インチ)
重さ:245g
スタックハイト:27mm(内インソール5mm)
オフセット:0mm
他:中底クッションシートあり
(前作2.5とほぼ同じ)
まず最初に総論。
というのも「シューズ考は前置きが長くて読んでられない」と言われることもしばしばなので、ルナークスランニングカンパニーが感じたエスカランテ3の魅力のポイントを簡単に挙げておきます。
☀前作より足とのフィット感が向上。
☀スタックハイト27mmなので足裏の感覚がわかりやすく、走行感が良い。
☀EGOミッドソール+Orthliteインソールのおかげでクッション性と反撥感が高バランス。
☀丁寧な走り方が求められるゼロドロップによってフォーム効率を意識でき、日々のランニングのトレーナーとして最適。
以上のこれらを細かく分析してみます。
<アルトラの基本のキ>
✔人は裸足で地面に立ち、歩き、走り続けたことで、理想的で効率的な骨格や筋肉で進化、形成されています。アルトラはその理想状態を活かすため、ソール前後で厚み差を付けない1:1のゼロドロップ「バランスクッション」を採用しています。
✔足指は広げ、掴めるように足の形にした「フットシェイプ」ラストを採用。このことで足が持つ安定性、衝撃吸収性を活かすことができます。
➩「足が持つ機能を活かして上げる事は、効率的なランニング、怪我予防になる」というのが、アルトラのアイデンティティです。
★前作を比較して変更したところ
✔ニットアッパーが硬質に。
「前作2.5のニットアッパーは柔軟性があり、普段履きには気持ちがよいのですが、ランニングだとシューズ内で足が動いてしまうことがありました。伸縮性が少ないニットアッパーにすることでシューズの中で足が動きづらくなりました」
✔シューレースホールが追加。
「靴ひもと通す穴が増え、足とシューズの固定感がアップしました。特につま先側から2列までヒモを折り返し緩みづらくなり、最上部はヒールロックできるように1ホール増えています」
✔厚めのシュータン、スポンジ系Orthliteインソールに変更
「シュータンは今まで薄かったですが、厚くクッション性ある仕様にすることで良好なフィット感や一体感が得られています。インソールをオーソライト社製にすることで(中底もPUスポンジ系)前作よりもソフトな柔らかいクッション性が出ています」
✔アウターソールはアルトラが考案した「インナーフレックス」「フットポッドテクノロジー」を採用
「インナーフレックスはタテヨコのグリッド状の溝。軽量性を演出しながら足の自由な柔軟性を活かしています。フットポッドテクノロジーは実際に足の骨や腱をマッピングし、自然に曲がったり動いたりするのを助けるアウトソール技術です」
★継承点
✔ソフトなクッション性とエナジリターンを高バランスで実現したPU系ミッドソール「ALTRA EGO」
「スタックハイト27mmと思えないクッション性の良さ、そしてバウンス感のあるアルトラ独自開発したミッドソール」
その他、ミッドソール形状など変更点はありますが、大きな変更点は上記です。
こうしてモデルチェンジをすると別のシューズに変わってしまったということもありますが、今回の仕様変更はエスカランテLoverの皆さんにもご納得いただけるアップデートになっており、またこれからアルトラを履いてみたいという方にもおすすめしやすい仕様です。
次に下の写真をご覧ください。エスカランテ3と厚底になる前のアディゼロボストンですが、実は似ている点があるので触れておきます。
この2モデルは重さも近く、ヒールのスタックハイトもほぼ同じ。そしてミッドソールに使われるアディダス「boost」とアルトラ「EGO」は同じポリウレタン系なので、同じシューズのような着地感と反撥感があります。
現在のボストンは前作より1cmも厚い38mmの厚底シューズに変わってしまったので、今までボストンを履いていた方の中には違和感を感じている方もいらっしゃると思います。そんな方はもちろん、これからランニングを習慣にしたいという方、秋以降のレースまでにフォームを改善したいという方にはアルトラの「パンとバター」がお勧めです。