RUNARX RUNNING COMPANY / ルナークス・ランニング・カンパニー - 埼玉県川口市のランニング・スペシャリティショップ

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シューズ考 

ミズノ:ウェーブレボルト2(¥9,350)をご紹介します。
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2万円を超えるランニングシューズが輩出される中で、1万円でお釣りがくるランニングシューズというのは珍しいのかもしれません。もちろん世の中には1万円アンダーのシューズが「ランニングシューズコーナー」に陳列されていますが、今の数多く生まれているランニングシューズが狙っているトレンドからはズレていることがあります。例えば、耐久性重視したの部活向けだったり、ランニングシューズ風スニーカーだったりと。

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最初に言ってしまえばこのウェーブレボルト2も、価格訴求モデルなので安価な部材を使っていますが、だからと言って安心して走れるシューズとして勧められないかと言えばそんなことはなく、RUNARX RUNNING CO.のラインナップとして自信を持ってお勧めできると断言したいと思います。

それではまず、各実測データから(26.0cm計測)。
スタックハイト(インソール込みのソールの厚み):ヒール34mm/フォアフット25mm
ドロップ:9mm
インソール:4mm
重さ:236g

最初に履いて気づくのが、フィット感の良さです。この価格帯でこのフィット感を出すところが、ミズノだなと感じます。足首周りとシュータンは厚みのあるクッションが施され、踵から甲周りにかけて隙間なく快適にフィットしてくれます。こういった足入れ感は、中でも甲が低く、踵が細めでシューズが前に滑ってしまう足の方には相性が良いと思います。
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ソールについては、スタックハイトが34mm/25mmなので、どちらかと言えば厚みがあるカテゴリーに入りますが、フワフワした感じや重い感じがなく、着地感は硬すぎず柔らかすぎないので少し速めのペース以上でも使える印象です。
またこのソールには、クッション性と反発性を兼ねる素材Mizuno Enerzy、2種の異なる硬度のフォームを波状に重ね、免震性能と安定性能があるフォームウェーブといったミズノの高い技術もしっかり採用されています。
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アウターソールは減りやすい部分にだけ配置し、それ以外はミッドソールむき出しにしています。これはHOKA ONEONEのシューズに見られますが、これによって着地の柔らかさと軽量性に役立っています。
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このウェーブレボルト2は、履いただけで「クッション性がふわふわ!」とか「転がる!」という今のランニングシューズのトレンドでもあるわかりやすい強い個性はありません。言うなれば「普通」「ノーマル」「スタンダード」です。

わかりやすい個性が薄いぶん、ランニングシューズを履きつぶしてきた酸いも甘い知ったランナーの方には使いやすいじゃないかなと思っています。

個人的には完成度が高いこと、シンプル、低価格というころから、年4回カラーを変えてサブスクシューズ的に販売してくれてもいいかと思います。値段のわりにフィット感が悪いシューズより全然こっちの方がいいです。
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