RUNARX RUNNING COMPANY / ルナークス・ランニング・カンパニー - 埼玉県川口市のランニング・スペシャリティショップ

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シューズ考 

RUNARX RUNNING COMPANYでおすすめしているランニングシューズ「SKECHERS:GO RUN RIDE8(¥14,500+tax)」。スケッチャーズが開発したミッドソール「hyper burst」が持つエナジーリターン感のリズムが合い走りやすく、踵と甲をバチっとフィットする履き心地が好きで、こちらのブログに掲載した今年の2月からグループランやトレーニングで履いています。
http://runarx.officialblog.jp/archives/34533815.html

最近、あのエナジーリターン感が少ないと感じ、新品同サイズと比較してみました。まず外見はこちら。
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汚いのはお許しください。アウターソールの溝は減っていますが、外見はまぁこんな感じかなというレベルです。

今度は計測してみました。まず重さ。
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11g、およそボールペン1本分軽くなっていました。アウターソールの削れた分が大きいと思いますが、この減り方で11gも減ったのかどうかは判断ができません。
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次いでインソールの厚み。一番チカラがかかる母指球下を計測しました。
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使用前の新品で5mm使用後で3mm2mm潰れていました。手で触っても、柔らかさがないことがわかります。

そして、シューズ本体のソールの厚みを計測しました。これはインソールを抜いた状態で計測しています。
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使用前の新品のヒール下:31mm、母指球あたりフォアフット下:22mm
使用後のヒール下:27mm、母指球あたりフォアフット下:18mm

4mm潰れていました。

とすると、インソールを含めると潰れていたのはトータル6mm6mmと言えば、厚手のインソール1枚分がないということです。

これをどう考えますか?
へたりやすいシューズだなと思いますか?まだまだ現役で履けると思いますか?


もし、へたりを避けた耐久性重視の減らない潰れないシューズがあるとするなら、硬い素材で構成されクッション性が少ないシューズかもしれません。それはどちらかというとランニングシューズというよりスニーカーや学生通学シューズに近いかと考えます。例えば、高クッションで潰れず長持ちするというのは、物理的な面で難しいですし、メーカーの営業的な面でもそういうシューズは作らないと思いますね(苦笑)。

それから、もちろん、へたったとしても履けないわけではないですし、走れないわけではありません。でも、このGORUN RIDE8が新品に比べて6mmも潰れていれば、このシューズの特徴や性能が目減りしているのは確かで、この段階でGORUN RIDE8ではない別のランニングシューズになっているかもしれません。(メルカリなどランニングシューズの二次利用は、洋服とは違い画像ではわからない部分が多いので注意と覚悟が必要)

快適に走るために作られた「ランニングシューズ」は、へたるのが仕事です。へたることで人の体にかかる負担をシューズが受け止めてくれています。良い仕事をしてへたってしまったシューズなのに、さらに新品同様の性能を期待するのは酷というものです。また、最近は2~3万円のランニングシューズが普通に販売されていますが、それは1万円のシューズの2,3倍長持ちする訳もなく、逆に消耗が早いということは、ランナーの皆さんもお気づきだと思います。

一般的にランニングシューズの寿命は800~900kmなど言われていますので、GPSウォッチと連動したSNSやアプリではシューズを登録するとそのシューズで何キロ走ったかを教えてくれる機能がありますので、ざっくりとしたシューズの消費期限を知る事ができますので活用してもよいと思います。

そんな使い込んだシューズがあるなら、ご主人様のために、汚れても、潰れても、削れても尽くしてくれたことに「ありがとう」と言ってあげてください。RUNARX RUNNING COMPANYとしても、あなたが「ありがとう」と言いたくなるくらいマッチしたシューズをご案内させてもらいます。
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