まず、実測のデータはこちらです(26.0cm)。
重さ:179g
ヒール厚:27mm-フォアフット厚:20mm
ドロップ:7mm
インソール厚:4mm
1:今年、箱根駅伝で選手が真っ白なシューズで走り注目を浴びたウェーブデュエルNEO。この選手のようにナイキ:ベイパーフライを中心とした厚底シューズだと「着地→反発」のタイミングが合わないという声があり、事実そう感じているランナーもいると思います。そこでミズノがソールを分厚くしなくても同等かそれ以上の衝撃吸収とエナジーリターンが得られるミッドソール素材「MIZUNO ENAGY」を開発。結果、違和感のない着地感を保ちつつ、厚底シューズ同等の衝撃吸収力と厚底シューズ以上のエナジーリターンを持つランニングシューズ「ウェーブデュエルNEO」を作ることに成功しました。
3:アッパー部分で取り上げたいのが、靴紐を通す穴「シューレースホール」。通常1つのところを2つあり、また伸縮が少ない平ヒモを通すことで摩擦抵抗が生まれます。これによって速いスピードや長時間走っても靴ヒモのゆるみが少なく、最初から最後までフィット感を保つ素晴らしいアイディアです。
4:ウェーブデュエルNEOはソックスのような珍しいスタイルですが、これは目新しさや見た目のインパクトを狙っただけではなく、ランニング時に片脚で着地した際に足首関節が内側に動く「過回内(オーバープロネーション)」をまるでテーピングをしているかのように足首関節の動き過ぎの抑制する役割もあります。
1:着地感に違和感がなく、クッション性があり足裏が痛くない ➡
2+3+4:着地地の衝撃があっても中足部以降のアッパー+二重のシューレースホール+足首のホールドによってシューズ内で足が遊ばない(パワーロスが少ない)➡ 踏み込んだ際に前足部が伸縮しストレスがない ➡
5:MIZUNO ENAGYの高いエナジーリターン性能とウェーブプレートの板バネ効果によって生まれる推進力 ➡ 陸上スパイク生まれのウェーブプレートによって踵の巻きあげる ➡
1:着地へ
1:着地へ
という感じで、ソールだけ高性能やアッパーだけに特徴があるのではなく、ランニングの脚のサイクル(ランケイデンス)をスムーズにさせてくれる狙いが感じられます。
ちなみに「シューズ考」では、そのシューズを決定づける「履き心地」は触れないように心がけています。一般的なクッション性があるとか着地感がはっきりしているということは述べることがありますが、ランニングシューズの履き心地は、映画のクライマックスみたいなものですから、それは買った人がどう感じるか、お楽しみに取っておいた方がいいかなと考えているからです。
ここではウェーブデュエルNEOを「効率的なランケイデンスを保つための一貫したストーリー性がある会心の作」とお伝えしたいと思います。
それから最後にお伝えしたいことがあります。
コロナのためにレースが開催されずレースシューズは今使わない、買わないという方が多いと思います。しかし、少し内情をお話ししますと、この状況下で各社来季の減産や輸入見送りをしています。今、流通しているシューズはコロナ前に生産したものなので店頭に並んでいますが、これが来年レースが開催される頃に同じラインナップはない、もしくは在庫が少ないと思います。今、レーシングシューズは買いです。
ちなみに「シューズ考」では、そのシューズを決定づける「履き心地」は触れないように心がけています。一般的なクッション性があるとか着地感がはっきりしているということは述べることがありますが、ランニングシューズの履き心地は、映画のクライマックスみたいなものですから、それは買った人がどう感じるか、お楽しみに取っておいた方がいいかなと考えているからです。
ここではウェーブデュエルNEOを「効率的なランケイデンスを保つための一貫したストーリー性がある会心の作」とお伝えしたいと思います。
それから最後にお伝えしたいことがあります。
コロナのためにレースが開催されずレースシューズは今使わない、買わないという方が多いと思います。しかし、少し内情をお話ししますと、この状況下で各社来季の減産や輸入見送りをしています。今、流通しているシューズはコロナ前に生産したものなので店頭に並んでいますが、これが来年レースが開催される頃に同じラインナップはない、もしくは在庫が少ないと思います。今、レーシングシューズは買いです。