トライアスロン、トレイルランと幅広くエンデュランススポーツを楽しむお客様。HOKA ONE ONE：CARBON Xはすでにご使用されていて、新色をご購入いただきました。


ちなみに今回、CARBON Xの限定モデルCARBON X SPEを選ばなかった理由は、幅がきついから。CARBON X SPEについては「シューズ考：シートベルト付きロッキングチェア」でも触れていますが、そのようなケースは起こりえると思います。
実はこのCARBON Xも伸縮性が少ないので圧迫感を感じる人は少なくありません。かといって、他のシューズのようにサイズを上げて圧迫感を解消することは、このCARBON Xについてはできれば控えてもらえたらと思います。その理由は、昨年６月にCARBON Xが初登場した際に「シューズ考：Time to Fryなシューズ」の中の下の方で触れていますが、ロッカーソールの反っている位置と足がズレてしまうことが懸念され、このシューズが持つ性能の恩恵を１００％得ずらいと考えるからです。

当然、このお客様もばっちり当たってしまい、テープで止めた小指側に圧痛があると訴えておりました。


そこで当たる部分をポイントストレッチャーで伸ばします。しかしながら、このCARBON Xのアッパーは薄いわりに引っ張り強度が強く、他のシューズのようには伸びてくれません。


そこでドライヤーが登場。


アッパー素材は「樹脂」ですので、熱を加えることで柔らかくして伸ばします。ちなみに日本手ぬぐいも大切なツール。その理由はまたの機会に。