SKECHERSの新作「GO RUN RIDE8(¥14,500+tax)」について見ていきます。
RNXRCで同社GORUN RAZOR3をご紹介時にお伝えしましたが、スケッチャーズを「スニーカーブランド」というイメージで見てしまうがためにあなたがランニングシューズを選ぶ際のブランドの一つとして眼中に入れられないとしたなら、それは勿体ないと思います。それは、快走に導くかもしれない良い出会いをひとつ見逃しているかも知れません。
こちらがGO RUN RIDE8(M's 8.0インチ)のRNXRCで計測した実測値です。
重量:254g
ソール厚:ヒール35mm/フォアフット27mm(計測点によって1mm程度誤差があります)
オフセット:8mm
インソール厚:5mm
その他:中底クッションあり
この実測値に近く比較対象するシューズは、HOKA ONE ONE : CLIFTON6でしょうか。
まずはGO RUN RIDE8の詳細をチェックしてみましょう。
一番の特色は何といっても独自開発したミッドソール「hyper burst(ハイパーバースト)」。RAZOR3の時には「バスマットみたい」とハイパーバーストを称しましたが、果たしてそれを厚底にするとどうなるか?
その印象は、着地して衝撃を吸収した後に上に跳ね上がるリバウンド感がとてもクイックで、それはミッドフット着地で走りだしの数歩で「えっ?」と感じるくらい。これは恐らく私だけではなく誰が履いてもそう体感できるのではないかと思います。そのクイックなリバウンド感はシューズの軽量感に通じ、例えば同重量のランニングシューズよりも軽い走行感があるのではないかと思います。
高機能ミッドソールの性能を活かすソールの中央部(中足部)に厚みを施した「M-STRIKE」もクイックなリバウンド感を演出しているようです。その厚みは結果的にHOKA ONE ONEのようなロッカーソールと同じ性質があり、空き缶を上から踏みつぶすように体の真下をプッシュするイメージで着地すると前への体重移動をしやすくさせています。
エンジニアードメッシュアッパーは通気性と伸縮性があり、前足部は広くRoomyなトゥボックスになっています。私の足は普通か比較的細めですが、広すぎることはなく履くことでできました。
踵は厚みと高さがあり、ヒールカウンターが入っているので着地時の左右の揺れ過ぎを抑えてくれ、そしてシューレースホールがある中足部は非伸縮だから踵から甲はしっかりとフィットしてくれます。
アウターソールはタイヤブランドで有名な「GOODYEAR」社のラバーを採用。100km程度しか走っていませんが、すぐ削れてしまうようなことはなく耐久性は高い印象です。雨の日でも滑りづらいコンパウンドにしており、耐久性とグリップ性のバランスの良さが感じられます。
これも大切なので触れておきますが、足が曲がるところで曲がり、足が曲がらないところで曲がらない(シューズ中央部で曲がらない)シューズの基本性能も確保されています。
このように踵、甲、つま先などランニングシューズに大切な基本性能を踏襲しているだけでも、安心しておすすめできる仕様です。
そして、インソールは5mm厚で比較的スタンダードなポリウレタン系素材のタイプです。たかがインソールですが、このGO RUN RIDE8にはベストマッチのような気がします。
インソールは足裏に直接触れるためにシューズの印象を左右します。前述したHOKA ONE ONE : CLIFTON6のインソールも5mm厚ですが、オーソライトという素材の軽くクッション性のあるインソールが入っており、クリフトン6のふかふかした走行感を後押ししています。逆にGO RUN RIDE8のスタンダードなインソールはそのクッション性はありません。しかし、シューズはミルフィーユ的に素材を積み重ねており、GO RUN RIDE8は①耐久性のあるGOODYEAR社のアウターソール+②クッション性の高く厚みがあるミッドソールhyper burst+③柔らかい中底素材となると、次に重ねる④は「柔らかいインソール」と「柔らかすぎないインソール」のどちらが走りやすいかと考えると、後者の柔らかすぎないこのインソールの方が着地感がぼやけないため最適に感じます。
逆にこのGO RUN RIDE8が合わない人(足)は、足幅が細く、ローアーチの方かとイメージします。足幅が広めなので動きやすいですし、ローアーチだとくるぶしの位置が低くなることがあり、くるぶしが擦れてしまう場合があります。あとは強いて短所を言えば、ハイパーバーストの耐久性でしょうか。一般的なミッドソールよりは気泡を多く含まれているので潰れやすいということはあります。でもそれは、200kmでヘタるようなミッドソールとは違いますので、気にするレベルではないでしょう。
ライドという名前の通り、自転車のペダリングのように一定出力で脚を回転させるランニングにオススメです。それはデイリーのトレーニングはもちろんですが、足を痛めないクッション性を持たせつつもリバウンドが速くて着地感もボヤけないので、スピードを上げたペース走、フルマラソンやウルトラマラソンのレースなどにも使って欲しい作品です。
何といっても35-27mm厚ハイパーバースト&M-STRIKEは、他のシューズでは味わえない魅力があります。
もうすぐ春です。春の気持ちのいいサイクリングに、気分を変えてイエローの自転車などいかがですか?
オンラインショップ→https://shop.runarx.jp/?pid=148893534
RNXRCで同社GORUN RAZOR3をご紹介時にお伝えしましたが、スケッチャーズを「スニーカーブランド」というイメージで見てしまうがためにあなたがランニングシューズを選ぶ際のブランドの一つとして眼中に入れられないとしたなら、それは勿体ないと思います。それは、快走に導くかもしれない良い出会いをひとつ見逃しているかも知れません。
こちらがGO RUN RIDE8(M's 8.0インチ)のRNXRCで計測した実測値です。
重量:254g
ソール厚:ヒール35mm/フォアフット27mm(計測点によって1mm程度誤差があります)
オフセット:8mm
インソール厚:5mm
その他:中底クッションあり
この実測値に近く比較対象するシューズは、HOKA ONE ONE : CLIFTON6でしょうか。
まずはGO RUN RIDE8の詳細をチェックしてみましょう。
一番の特色は何といっても独自開発したミッドソール「hyper burst(ハイパーバースト)」。RAZOR3の時には「バスマットみたい」とハイパーバーストを称しましたが、果たしてそれを厚底にするとどうなるか?
その印象は、着地して衝撃を吸収した後に上に跳ね上がるリバウンド感がとてもクイックで、それはミッドフット着地で走りだしの数歩で「えっ?」と感じるくらい。これは恐らく私だけではなく誰が履いてもそう体感できるのではないかと思います。そのクイックなリバウンド感はシューズの軽量感に通じ、例えば同重量のランニングシューズよりも軽い走行感があるのではないかと思います。
高機能ミッドソールの性能を活かすソールの中央部(中足部)に厚みを施した「M-STRIKE」もクイックなリバウンド感を演出しているようです。その厚みは結果的にHOKA ONE ONEのようなロッカーソールと同じ性質があり、空き缶を上から踏みつぶすように体の真下をプッシュするイメージで着地すると前への体重移動をしやすくさせています。
エンジニアードメッシュアッパーは通気性と伸縮性があり、前足部は広くRoomyなトゥボックスになっています。私の足は普通か比較的細めですが、広すぎることはなく履くことでできました。
踵は厚みと高さがあり、ヒールカウンターが入っているので着地時の左右の揺れ過ぎを抑えてくれ、そしてシューレースホールがある中足部は非伸縮だから踵から甲はしっかりとフィットしてくれます。
アウターソールはタイヤブランドで有名な「GOODYEAR」社のラバーを採用。100km程度しか走っていませんが、すぐ削れてしまうようなことはなく耐久性は高い印象です。雨の日でも滑りづらいコンパウンドにしており、耐久性とグリップ性のバランスの良さが感じられます。
これも大切なので触れておきますが、足が曲がるところで曲がり、足が曲がらないところで曲がらない(シューズ中央部で曲がらない)シューズの基本性能も確保されています。
このように踵、甲、つま先などランニングシューズに大切な基本性能を踏襲しているだけでも、安心しておすすめできる仕様です。
そして、インソールは5mm厚で比較的スタンダードなポリウレタン系素材のタイプです。たかがインソールですが、このGO RUN RIDE8にはベストマッチのような気がします。
インソールは足裏に直接触れるためにシューズの印象を左右します。前述したHOKA ONE ONE : CLIFTON6のインソールも5mm厚ですが、オーソライトという素材の軽くクッション性のあるインソールが入っており、クリフトン6のふかふかした走行感を後押ししています。逆にGO RUN RIDE8のスタンダードなインソールはそのクッション性はありません。しかし、シューズはミルフィーユ的に素材を積み重ねており、GO RUN RIDE8は①耐久性のあるGOODYEAR社のアウターソール+②クッション性の高く厚みがあるミッドソールhyper burst+③柔らかい中底素材となると、次に重ねる④は「柔らかいインソール」と「柔らかすぎないインソール」のどちらが走りやすいかと考えると、後者の柔らかすぎないこのインソールの方が着地感がぼやけないため最適に感じます。
逆にこのGO RUN RIDE8が合わない人(足)は、足幅が細く、ローアーチの方かとイメージします。足幅が広めなので動きやすいですし、ローアーチだとくるぶしの位置が低くなることがあり、くるぶしが擦れてしまう場合があります。あとは強いて短所を言えば、ハイパーバーストの耐久性でしょうか。一般的なミッドソールよりは気泡を多く含まれているので潰れやすいということはあります。でもそれは、200kmでヘタるようなミッドソールとは違いますので、気にするレベルではないでしょう。
ライドという名前の通り、自転車のペダリングのように一定出力で脚を回転させるランニングにオススメです。それはデイリーのトレーニングはもちろんですが、足を痛めないクッション性を持たせつつもリバウンドが速くて着地感もボヤけないので、スピードを上げたペース走、フルマラソンやウルトラマラソンのレースなどにも使って欲しい作品です。
何といっても35-27mm厚ハイパーバースト&M-STRIKEは、他のシューズでは味わえない魅力があります。
もうすぐ春です。春の気持ちのいいサイクリングに、気分を変えてイエローの自転車などいかがですか?
オンラインショップ→https://shop.runarx.jp/?pid=148893534