今回は以前の「シューズの役割、インソールの役割(1)」のその2です。
http://runarx.officialblog.jp/archives/31725997.html
(1)では「既存に入っているインソールは大切な構成パーツ」、だから「アーチサポートのインソールは必要なら後でも買えるのにシューズを買ったその場でインソール交換を勧める店は、なんだかな」と述べました。
(2)は「アーチサポートインソールの役割」をできるだけわかりやすく、お話しさせてください。
まず、走る時も歩く時も、体重の負荷は脚から足へ加重されます。
すると下写真の矢印のイメージのように足関節が動きます。こういう足関節+膝関節+股関節の連携して働くことが人の持つサスペンション機能と考えています。それは縄跳びをすると、足+膝+股関節でショックを吸収しジャンプするので、理解しやすいはずです。
足関節の「土踏まずは適度に下がるのが大切な仕事」なのですが、足関節が体のやわらかい方、筋力の弱い方、体重の重い方、または遺伝的な理由から足関節が余計に動きすぎてしまう方がいます。これがオーバープロネーションや過回内という動きです。必要以上に土踏まずが下がれば、骨同士を結ぶ靭帯によって足首→膝→腰と引っ張られてしまい、余計に関節が動かされてしまうことがあります。これが一因で、足裏筋や膝の痛みがある場合があると考えられます。
ここで初めて、足関節の適正な動きを維持する=過度に動く足関節を制限するためのガードレールとして「アーチサポートインソール」というパーツが出てきます。
ちなみに、下のイラストのような足跡の方でしたら、適度な可動域を持つ足と言えますのでアーチサポートインソールにこだわりすぎる必要はないかと思います(シューズ内での安定性や一体感を高める効果はありますが)。
アーチサポートインソールを使うとプラスに働く可能性がある方の目安としては、オーバープロネーションの動きに見られる「足跡の土踏まずが少ない方」や「『外反母趾』といわれる症状の方」、またはハイアーチと言われる「土踏まずが高すぎて、足跡が前と後ろしかつかない方」です。
しかし、アーチサポートインソールの「ガードレール」は低いため、先ほどの足骨格写真にある黄色➡のような横や斜め下への動きは制限しきれません。それは下の写真のようなブックエンドみたいな壁を立てるよって制限できます。それがシューズ(のヒールカウンター)の役割のひとつです(足首のテーピングも効果あり)。
(1)では標準で入っているインソールにはそのシューズの大切な構成パーツなので、交換するとそのシューズらしさを削ることがあるとお話ししました。しかし、前述したオーバープロネーションによるトラブルをお持ちの方においては、シューズらしさを削ってでもアーチサポートのあるインソールに交換することもよいと考えています(標準インソールとアーチサポートインソールの厚み差がありすぎると、フィット感が悪くなるので要注意)。
次回、今回の(2)の続きとして、新たに取り扱いを始めました新しいインソール「Insole Pro for Runnners」を新入荷としてご紹介します。
http://runarx.officialblog.jp/archives/31725997.html
(1)では「既存に入っているインソールは大切な構成パーツ」、だから「アーチサポートのインソールは必要なら後でも買えるのにシューズを買ったその場でインソール交換を勧める店は、なんだかな」と述べました。
(2)は「アーチサポートインソールの役割」をできるだけわかりやすく、お話しさせてください。
まず、走る時も歩く時も、体重の負荷は脚から足へ加重されます。
すると下写真の矢印のイメージのように足関節が動きます。こういう足関節+膝関節+股関節の連携して働くことが人の持つサスペンション機能と考えています。それは縄跳びをすると、足+膝+股関節でショックを吸収しジャンプするので、理解しやすいはずです。
足関節の「土踏まずは適度に下がるのが大切な仕事」なのですが、足関節が体のやわらかい方、筋力の弱い方、体重の重い方、または遺伝的な理由から足関節が余計に動きすぎてしまう方がいます。これがオーバープロネーションや過回内という動きです。必要以上に土踏まずが下がれば、骨同士を結ぶ靭帯によって足首→膝→腰と引っ張られてしまい、余計に関節が動かされてしまうことがあります。これが一因で、足裏筋や膝の痛みがある場合があると考えられます。
ここで初めて、足関節の適正な動きを維持する=過度に動く足関節を制限するためのガードレールとして「アーチサポートインソール」というパーツが出てきます。
ちなみに、下のイラストのような足跡の方でしたら、適度な可動域を持つ足と言えますのでアーチサポートインソールにこだわりすぎる必要はないかと思います(シューズ内での安定性や一体感を高める効果はありますが)。
アーチサポートインソールを使うとプラスに働く可能性がある方の目安としては、オーバープロネーションの動きに見られる「足跡の土踏まずが少ない方」や「『外反母趾』といわれる症状の方」、またはハイアーチと言われる「土踏まずが高すぎて、足跡が前と後ろしかつかない方」です。
しかし、アーチサポートインソールの「ガードレール」は低いため、先ほどの足骨格写真にある黄色➡のような横や斜め下への動きは制限しきれません。それは下の写真のようなブックエンドみたいな壁を立てるよって制限できます。それがシューズ(のヒールカウンター)の役割のひとつです(足首のテーピングも効果あり)。
(1)では標準で入っているインソールにはそのシューズの大切な構成パーツなので、交換するとそのシューズらしさを削ることがあるとお話ししました。しかし、前述したオーバープロネーションによるトラブルをお持ちの方においては、シューズらしさを削ってでもアーチサポートのあるインソールに交換することもよいと考えています(標準インソールとアーチサポートインソールの厚み差がありすぎると、フィット感が悪くなるので要注意)。
次回、今回の(2)の続きとして、新たに取り扱いを始めました新しいインソール「Insole Pro for Runnners」を新入荷としてご紹介します。