RUNARX RUNNING COMPANY / ルナークス・ランニング・カンパニー - 埼玉県川口市のランニング・スペシャリティショップ

INFORMATION

シューズ考 

 トレイルランでバックパックを背負っていると、肩がこる、首の後ろがしびれて痛いという経験があるかと思います。
 水1.5~2リットル、食べ物、エマージェンシー関連、レインなどバックパック容量10リットル以上の荷物を背負うと、その痛みはなかなか避けられるものではありません。これがトレッキング用のバックパックですと、背中面長でサイズがあり、しっかりショルダーストラップと同時にウェストストラップで荷物を腰に加重にすることで肩への負担を分散することができます。

 しかしトレイルラン用バックパックの多くは上半身の肩と胸でで背負うベスト型が中心なので、腰に重さを逃がすことができません。そのため荷物は走るたびに下方向に加重されるために、特に肩周りに荷物の重さが集中しがちです。かつ上半身のツイストによって荷物は左右に揺れがちになり、それも肩や首への負担になってします。

image1
image

 上半身だけ背負わざるを得ないトレイルランバックパックの肩や首へのストレス回避のためにはどうしたらよいでしょうか?これについては、前面の二つのストラップをしっかり引き、バックパックを体に密着させることで、肩への荷重を軽減するしかありません。(ショルダーパッドの厚みを増やせば圧痛が和らぎますが、そもそもの下への荷重回避にはなりません)

image5

 しかし、時々下の写真ような状態の方を見かけます。胸のストラップを引くと、左右ショルダーがくっつきそうになっている方です。特に女性やランナー体系の細い方に多いと思います。
 これをシューズに例えると、サイズは合っているけど足幅が細く、甲が低いために、靴紐の穴部分がくっつくくらい寄ってしまうのと同じで、フィットしていないために様々なトラブルやストレスが発生してしいます。
image4

 こうなってしまう多くはショルダーが長く「脇ぐり」が大きすぎることです。脇ぐりが背負う人の体系と合わないと、フィット感が出ないので前ストラップをいっぱいに引いても揺れてしまいます。特に、上半身に厚みのある欧米人体系に合わせて作ったブランドのものはこのようなフィッティングになりがちです。
 シューズも同じですが、カッコいいからとか、人気だからとか、人に薦められたからといって購入すると、そのようなことが起きかねません。
image2
 
 ちなみに、写真のバックパックはRUNARX RUNNING COMPNYで輸入していますフランスのバックパックブランド「OXSITIS」(オキシティス)。
https://shop.runarx.jp/?mode=grp&gid=1559558
 こちらは日本人体系に合いやすい小ぶりな背負い心地で、揺れづらく水の侵入を抑えるリップストップナイロンで作られたトレイルランニング・バックパックで、特に秀悦なのが両脇が増し締めできて脇ぐりを調整ベルクロストラップがあるところです
 この両脇のストラップは地味な存在ですが、これがあるとないとでフィット感が全然違います。荷物の増減に合わせて脇ぐりを調整できるので、胸のストラップが一定の長さで維持できます。
image3
image7

トレイルラン用バックパックを検討されている方は、ぜひチェックしてみてください。
Copyright © RUNAX RUNNING COMPANY. All Rights Reserved
PAGE
TOP