RUNARX RUNNING COMPANY / ルナークス・ランニング・カンパニー - 埼玉県川口市のランニング・スペシャリティショップ

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シューズ考 

 今日のグループランに参加された女性が、クッショニングが特徴の某ブランドのシューズのある部分が当たって痛いと訴えておりました。この方のようにサイズが合っていても、足関節の動き方によって圧痛が生じる事がしばしばあります。

 すこしだけ足について触れておきます。
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 足(脚でなく)は手と同じように細かい骨で構成される部位です。骨がたくさんあるということは「動くのが仕事」という意味でもあります(動く必要が無いならここまで骨が細かくなる必要はありません)。
 その細かい骨をつないでいるが靭帯で、その部分が関節です。
 骨と靭帯だけでは、魂が抜けたピノキオのような操り人形状態ですから、そこに脳とリンクする筋肉(足底筋、ふくらはぎやスネから伸びる筋肉)が付くことで、歩いたり走ったり、足指を広げたり足首を回したりできます。
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 これらの多くの人が同じ構成ですが、骨の長さ、骨と骨を結ぶ靭帯が長さ、筋力の強弱によって、足の特徴に違いが生まれます。この個体差は、おおかた遺伝的なものですが成長期のスポーツによって変化することがあります。

 このように足は「動くのが仕事」で、かつ個体差がありますので、同じ背格好で同じサイズだったとしても、ある人は大丈夫だけどある人は痛いなるのは当然です。それは足に履かせて快適にランニングをしてもらうためには、単にシューズの機能性だけ、ネット情報ではカバーできないことを意味しています。

 ちなみにケースバイケースですが、圧痛のあるシューズも足に当たるベクトルを少し換えてあげる処理をすれば問題が解消することがあるので、不具合のあったシューズやブランドに対して「**は私に合わない」と否定的にならない方が良いと思います

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 ちょうど先日、アディダス:アディゼロ・タクミレンをお求めいただいた陸上部の女子中学生が痛くて履けないと再来店して、足を見て動きを予想して調整してあげたのですが、その後は痛みがなくなり男子を抜く勢いでバンバン練習しているとお母様から伺いました。

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 この女子中学生のようにランニングシューズを履いて走らないとわからないということがありますが、ある程度情報があれば合うか合わないかの予想はできます。

 例えば、シューズを購入する際、
今、履いているシューズを持参し、今まで履いて何が気に入ってて何が気に入らないかを伝え、次いで欲しいシューズは今のシューズよりこういう特徴のものがいい、もしくは同じ特徴で違うブランド、などを店員さんに伝えてみてはいかがでしょうか?
 お詳しい店員さんであれば、アウターソールの減り方やアッパーの型崩れの状態からさらに的確なシューズを選んでくれると思います。
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 ランニングシューズは「快適にランニングするための道具」です。そしてそれは「ランニング時の負荷から体を守る唯一の道具」です。それはランニングシューズによってはランニングが「不快でつまらない」スポーツになり、「怪我」をさせてしまうかもしれないという裏返しでもあります。
 大げさに聞こえますが、薦めたシューズがその人のランニングライフに、ひいては健康に影響を与えてしまうと考えるなら、ランニングショップの責任は重大です。

 仲良くさせてもらっているBROOCKLYN RUNNING COMPANYは、対面で話して、お客様が何を求めているかを訊き、フィッティングやマッチングには重きを置いていると言ってました。それは「そのお客様の快適なランニングライフために」そうしているそうです。アメリカにはこういうランニング専門店が多くの街にあるのですから、ランニングが生活に密着していることが伺えます。
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 秋になりランニングを始めてみようかとランニングシューズの購入を考えている方も多いと思います。最初だからこだわらないというのも否定はしませんが、最初のシューズは次の購入に影響する大切な一足であることに変わりありませんので、用途に見合うタイプをお求めいただければと思います。

 お時間がよければ、ご来店下さい。あなたの足と使い方にベターなシューズのお話しをさせていただきます。

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