先日、某マラソン選手のシューズについて話しを聞くことができました。
彼は箱根駅伝に出場し、実業団でも活躍、川内選手の練習パートナーもしているそうです。
彼は普段のトレーニングでは、コレしか履かないと教えてくれました。
『BROOKS ゴースト9』
この33mm厚のシューズで、キロ3分15秒ペースのトレーニングなら問題ないとのことです。
でもなぜ、このシューズを履くのか?『薄い底のシューズは脚を痛めるから』。
連日のように激しい練習をする選手は、疲れをためずに怪我をせずに練習を継続することが大切ということです。
(またメディアに出るようなケースは、指定されたシューズを履くとも教えてくれました。)
レース本番は軽量シューズを履くそうですが、彼のような速い足の回転数「ハイピッチ」でしたら、それも頷けます。
翻って、私たち一般ランナーが果たしてどうでしょうか?
様々なレベルの方がいますから、ひとくくりにはできませんが、一般ランナーなら「最大心拍の55~65%程度のペースをキープする」「疲労を溜めて後半失速してガクッとペースダウンさせない」ことが良いタイムへの近道だと思います。
練習不足やフォーム改善など努力で上向きになることもありますが、それは長期的な話しですので、今の自分を前に進めてくれ、疲労から守ってくれるのは武器であり防具である道具、それが「ランニングシューズ」です。
僕がさいたま国際マラソンにホカオネオネ・クリフトン2を履いてスタートラインに立った時、周りの人たちは軽量薄底シューズばかりだったので、すっかりういてましたね(苦笑)。
でも、このシューズのおかげで基本イーブンで走れましたので、僕にとってこのシューズチョイスに間違いなかったと思います。
自動車に例えるなら、車体・エンジン・サスペンションに見合ったホイール+タイヤ選びでしょうか。
「ワタシ」が42.195kmという長距離を、負荷がかかりすぎて失速せずにきれいに走り切るために相応のシューズがあるはずです。
ソールが薄ければ力がダイレクトに伝わり、衝撃が伝わります。
ソールが厚ければ力がダイレクトに伝わりづらく、衝撃が伝わりづらくなります。
あの選手が履いているから、軽い方が軽く走れるというざっくりした選び方ではなく、自分の車体にちょうどいいタイヤは何なのかを考えてみてはいかがでしょうか。
RUNARX RUNNING CO.