<グレッグ・レモンとホカ・オネオネ>
昔のプロロード選手でグレッグ・レモンというアメリカ人選手がいました。当時ロードレース界はヨーロッパ中心でアメリカ人の彼は異端であり、慣習と衝突もしていました。そしてG・レモンは、今まで見たことがないハンドルバーを持ち込み、当初「変なの」と扱われましたが、それがツールドフランスのT.T.で最速タイムを打ち出しマイヨジョーヌ(優勝)を獲った経緯があります。その「変なハンドルバー」は、今ではT.T.やトライアスロンでは普通に使われる「DHバー」として認知されています。
ホカオネオネも、見たことがない分厚いソールに多くのランナー(特に日本の保守的な)が「何コレ?」「変なの」と言い、キワモノもしくは特別な使い方をする人向けと見られがちです。しかし、その快適性から欧米のランニングシューズランキングには上位に名を出すようになっている現実があります。