RUNARX RUNNING COMPANY / ルナークス・ランニング・カンパニー - 埼玉県川口市のランニング・スペシャリティショップ

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シューズ考 

今回のシューズ考は、スケッチャーズ:GOrun Razor 3(¥15,900+tax)について見ていきたいと思います。
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まず、引っかかる?のは「SKECHERS/スケッチャーズ」というブランドでしょうか。どうしても「スニーカー、ローラーシューズ」「量販店」をイメージしてしまうのは、しかたありません。でもそのイメージだけで決めつけてしまうのは勿体ないので、昨年末にアメリカで予約をして購入しテストしています。

 そうして実際に試してみて、GOrun Razor 3はおすすめすべきランニングシューズと判断、そして取り扱いを開始しました。もしこれが「ランニングシューズ風スニーカー」だったり、特出するものがない一般的なランニングシューズだったら取り上げませんが、GOrun Razor3に恩恵を得る人がいる、もしイメージだけで世に出てこれないのは勿体ないと感じたので、取り扱いを始めるに至りました。
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まずは基本データから(26.0cm)。
重さ:15g/ソール厚:ヒール25mm、フォアフット21mm/ドロップ:4mm
他社レーシングシューズ同等の軽量性ですね。
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この軽さを実現させているのはGOrun Razor3に使われているミッドソールで、このモデルの最大の魅力がこのミッドソール「HYPER BURST」です。
ソールが20~25mm厚クラスのシューズは、多くが高反発性=硬い着地感が相場ですが、このGorun Razor3に使われているミッドソール「HYPER  BURST」はフワッとした着地感が特徴です。
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見た目もスポンジのようですが、その着地感もまるでお風呂のバスマットを踏んでいる感覚です。このミッドソールの材質についてスケッチャーズ・ジャパンの担当の方に伺ったところ、「一般的な使用されるミッドソール素材EVAを一度発泡させて、その後に高密度に圧縮させたもの」とおっしゃってましたが、明らかにEVAの着地感とは違うので他に何か混ぜているのでは?と勘ぐりたくなります。

その不思議なソールをHOKA ONE ONEに似たロッカーソール形状に施し(スケッチャーズではM-strike(ミッドフットストライクの意)という言い方をしています)、スムーズな体重移動を狙っています。
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 横からの写真ですとソールが厚く見えますが、ぞれはHOKA ONE ONEのようにソールをバケットシート型に壁を立てて足を包み込むようにしているためです。これによって着地時の横ぶれを抑えています
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 その他としては通気性は悪くはないので蒸れる感じはなく、ヒールには芯が入っていますので着地時の横方向のぐらつきも抑えてくれます。しかしどちらかと言えば、幅は広くなく高ストレッチのアッパー素材とも言えないので、足幅の広い方にはきつく感じるかもしれません。
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インソールはレーシングシューズらしく接着されています。
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気になるソールの耐久性ですが、海外の評価を見ても悪い評価はなく、私自身も今年の1月初旬から履いていますが、ソールの厚みはR25mm・F21mmで変化がありませんでした。こんなソールだからヘタるのは早いと思っていましたが、それは見事ハズレました。
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「軽量でありながら、ソフトな着地感」「足を回すローリング意識がしやすいソール形状」という特徴のスケッチャーズ:GOrun Razor 3。
多くの方に履いてほしい一足ですが、中でもこんな方におすすめしたいです。
★普段、ソールが厚めのシューズを使っていて、ハーフ以下やスピードラン用として軽量シューズを試したい方。
★ターサーやタクミなど薄底+軽量+高反発シューズを好んで履いてるものの「最近、反発が強く感じて疲れてきた」「突き上げ感がしんどくなった」、とは言っても厚底にして着地感がぼやける(足裏で路面の感触がわからない)のは嫌、軽さは譲れない、という方。
★アディダス・アディゼロジャパンクラスのシューズでウルトラマラソンを走り切ってしまう方。

繰り返しになりますが、こんなシューズは他にありません。スニーカーイメージのあるスケッチャーズですから、そのイメージを超えて斜め上に飛びぬけた感があります。

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 余談ですが、米・カリフォルニア州サンディエゴで開催される5キロのロードレース「CARLSBAD5000」でEdward Cheserek選手がGOrun Razor3を履いて13分29秒の世界記録で走っています。

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これも余談ですが、スケッチャーズでもカーボンのプレートを挿入したレーシングシューズがあります。日本では販売未定のようですが、厚底HYPER BURSTミッドソールにカーボンプレートを仕込んだレーシングシューズです。想像するだけで「どんな履き心地なんだろう」とワクワクしてきます。

今後、スケッチャーズのプロダクト動向は注目すべきブランドだと思っています。
もしあなたがGOrun Razor3を履いていて、それを見た人が「それ、あのスケッチャーズでしょ?」と言う人もいるかもしれません。そんな時は「しめしめ、この履き心地を知らないな」と心の中でほくそ笑んでおきましょう。
GOrun Razor3は、大手ブランドのシューズにはない高機能と走行感覚があることをお約束します。
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