RUNARX RUNNING COMPANY / ルナークス・ランニング・カンパニー - 埼玉県川口市のランニング・スペシャリティショップ

INFORMATION

シューズ考 

エナジージェルやエナジードリンクなどレース中の補給で大切な糖質サプリメント。それだけではなく運動後に糖質を摂ることも重要で、その認識が浸透していない気がしています。
小難しくなりますが、基本情報としてご一読ください。
 人間は食事で摂った糖質をグリコーゲンという形で筋肉や肝臓に貯蔵し、運動時にそのグリコーゲンを分解してエネルギー源にしています。
 従って、スタミナや持続力このグリコーゲンの蓄積量に関係があり、「バテる」「脚が上がらない」のは筋グリコーゲンが枯渇した状態が一因です。
 しかし体内に貯蔵できる糖質量はわずかで、一般の人では生命維持の必要最低量に程度に過ぎません。そのためスポーツ界では、貯蔵できるグリコーゲン量を高める糖質の摂取方法、タイミングについて研究がなされ、〚トレーニング後のグリコーゲンが枯渇している時が糖質の吸収率が高く、貯蔵量がより増える〛という研究結果に至っています。(✍ex.グリコーゲンローディング)
その研究結果から運動直後に糖質を摂ることで、
✓エネルギー量の増強(グリコーゲンが枯渇している状態で糖質を摂るとグリコーゲン貯蔵量が運動前よりも増加)
✓筋肉の分解を抑制(グリコーゲンがなくなるとタンパク質を分解してエネルギー変換してしまい、筋肉量が減少してしまう)
✓素早い疲労回復(肝臓や筋肉内に必要なグリコーゲンを補充)
マラソン選手や箱根駅伝の学生がフィニッシュ後にゼリー飲料を食べるシーンを見たことがあると思いますが、それはこれらの理由からです。(✍時間があけてしまうと効果が低くなるようで直後摂取が大切)
この「運動後に糖質摂るだけで得をする」という感覚は、
「運動後の糖質摂れば貯蔵量が増えるのに、摂らないのはもったいない≒買い物してポイントが貯められるのに、貯めないのはもったいない」という印象です。
この運動後の糖質はあなたを強くする「グリコーゲン補強」という考え、知っておいて損はありません。

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シューズ考 

「スケッチャーズ・パフォーマンス」というブランドは、主要ブランドの中で過小評価されているブランドの 1 つと思っています。それは同社の主力は「カジュアルスニーカー」「キッズシューズ」ということもありため、ランニングシューズのイメージが湧きづらいのでしょう。事実ワタクシも最初はそうでしたが、実際にシューズを手に取り、履いて走ってみると「スニーカーブランドがランニングシューズを始めました」ではない他社にないイノベーションあり、提案性があることから当店では積極的にご紹介しているブランドです。
(2019年のブログでスケッチャーズ:GORUN RAZOR 3の履き心地に驚いたその勢いでつづっています)
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皆さんがシューズを選ぶ時、「あの選手と同じシューズが履きたい」や「シューズは〇✕社で決めている」というのも、ランニングシューズの選ぶ楽しみのひとつなので良いのですが、もしシューズの特徴をみて自分とのマッチングを楽しむランナーの方でしたら、「スケッチャーズ=スニーカー」の固定観念は捨てた方がよいです。なぜなら、その固定観念が快走できるチャンスを邪魔していたかもしれませんから。

それでは、マックスロード6とライド11の実測データ(各26.0cm)が以下になります。

マックスロード6(¥22,990)/スタックハイト:ヒール40mm-フォアフット33mm = オフセット7mm、重さ304g、インソール5mm、中底クッションシートあり、H型カーボンプレート入り
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ライド11(¥19,690)/スタックハイト:ヒール37mm-フォアフット30mm=オフセット7mm、重さ260g、インソール5mm、中底クッションシートあり、H型カーボンプレート入り
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スケッチャーズのモデル名で「マックスロード」はクッショニング重視モデル、「ライド」は用途の広い中心モデルというポジションの違いはありますが、基本的に同じ仕様で作られています。

この2モデルのお客様に試し履きをしてもらうと「ナニコレ!」「面白い!」という反応がほとんど。その唯一無二の履き心地の秘密は、新ミッドソール「ハイパーバースト・アイス」にあります。ハイパーバーストのような臨界発泡ミッドソールは、他社でも使われるようになっていますが、下の写真①が原型からガスや空気を入れて②の大きさに肥大させ、その何千もの気泡のセル構造ままに各サイズに縮小させたのが③です。
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ミッドソールを見ると薄くグリーンやピンクが見えますが(下写真)、内部にクッション性の高いハイパーバースト、それを包むように硬度のある白いハイパーバーストの2重構造になっているのが「ハイパーバースト・アイス」です。
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2重構造の利点をわかりやすく「豆腐」と「厚揚げ」に例えれば、豆腐を上から押してみると柔らかく(クッション性)、上から押した圧は横に逃げます(不安定)が、豆腐を揚げた厚揚げは、上から圧を加えると内部は豆腐なので柔らかさ(クッション性)があるものの、豆腐のように圧が横に逃げず(安定)上に押し戻す(反撥)、そんなイメージです。

その2重構造による「クッション性」+「リバウンド性」があるのが最大の魅力のマックスロード6とライド11。実際に履いて走るとそのリバウンド感から小さなバウンディングをしている感覚で「ランニングはジャンプの連続なんだ」と気づかされるくらいです。

さらにマックスロード6とライド11は、
●トレーニング向けに開発されたH型カーボンプレート
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●スムーズに体重移動させランニングエコノミーをサポートするために複数の円弧を組み合わせたロッカー構造「ハイパーARC」
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●土踏まずを持ち上げ疲労を抑えるアーチフィットインソールIMG_1177

●耐久性とグリップ性のバランスが良いグッドイヤーのアウターソール
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などを採用しています。

それらの特徴から、
マックスロード6は「膝、股関節、腰に痛みや不安がある人」「できるだけ負担なくランニングしたい」、「ウルトラマラソン」、ライド11は「日々のジョグや走り込み練習用に」「初フルマラソン」などにオススメしやすいランニングシューズになっています。

逆に、これは長所の裏返しになりますが、インターバルなどスピード走やレースペースではその高いクッション性がアダとなりモタモタ感じは否めません。またマックスロード6は300gクラスなので、重さも気になると思います。

またハイパーバースト・アイスの特徴から靴紐をしっかり縛ることが大切になります。それは柔らかさによる不安定感を抑える他、ハイパーバースト・アイスの内側が柔らかい性質上、体重が乗ると凹みやすくシューズ内にわずかながら空間が生まれてフィット感が下がることが考えられるからです。

ようやく走りやすいシーズンに入り、レースに向けて距離を走る方も多いと思います。
脚腰の痛みを出さず走るために「クッション性」+「リバウンド性」のあるマックスロード6とライド11であなたのランニングの弾みをつけてみませんか?

イベント

<スガヤ練>

ルナークスランニングカンパニーでは、月に一度ペースでサロモンアンバサダーであり高校陸上部コーチをされる菅谷コーチにお越しいただき、レッスン&トレーニングを開催しています。
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★よいランニングフォームを覚えたい
★一人で走っているので変化や刺激が欲しい
★自分を追い込むポイント練習をしたい
という方におすすめです。

◇集合場所:川口市青木町運動公園・陸上競技場
 PM13:25頃集合 PM13:30開始~PM15:30頃終了解散
http://kawaspo.jp/publics/index/24/
(西川口駅から約2km、路線バス、有料Pあり)
◇講習場所:青木町運動公園陸上競技場
◇参加費一人¥2,000
◇持ち物ランニングできるウェア、シューズ、帽子、水筒
◇定員20名
◇その他 荒天中止(雨天の場合は、当日AM7時にご連絡します)/お着換えをする方はお早めにご来店下さい/お荷物は店内でお預かりします/参加者の方にはイベント日から2週間の期限付きの3~7%割引チケットをお渡しします(在庫品のみ対象。1回のお買い物で1回ご利用きます)

お申し込みはこちらから。
練トラック申し込み
https://ws.formzu.net/dist/S31055652/

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イベント

<松垣省吾コーチのcasio x asics モーションセンサーとRunmetrixの使い方>

駿河台大学女子駅伝部監督の松垣省吾コーチをお迎えし、カシオモーションセンサーを使ったランニングレッスンを開催。RunmetrixのAIが導き出した数字やアドバイスに対して、松垣コーチがそれを改善するドリルや意識の指導が見事に連動し、体と頭の両方で理解が深まるという今までにないランニングレッスンになります。

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松垣コーチのレッスンは、これからランニングを続ける上で貴重なレッスンになるはずです。
数字と3D動画で自分のランニングフォームを示してくれるカシオモーションセンサーは、計測精度が高く、使い込めばよいパーソナルコーチになってくれます。
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お申し込み
https://ws.formzu.net/dist/S21007522/

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シューズ考 

個人的に愛用しているサロモンのロードランニングシューズ「ファンタズム(¥16,500➩店頭割引中)」。昨年、春に発売されたモデルなので今さら感は無きにしも非ずですが、いいシューズなので改めて紹介したいと思います。

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<実測データ(26.0cm)>
スタックハイト:ヒール37mm-フォアフット28mm=ドロップ5mm、重さ221g

厚みのあるスタックハイトですが220gと軽量な点は魅力です。

まず、わかりやすくするためサロモンのオリジナル素材名称を省きつつ各部位別に紹介します。
・インソール+中底+ミッドソール+プレート+ミッドソール+アウターソールというサンドイッチ構造で、特徴的なのは2つの硬さの違うミッドソールを採用しているところです。ボリューム感ある上側のミッドソールは柔らかく、下側のそれは薄く硬めです。
役割としては、上側のソフトなミッドソールでクッション性、下側の硬めなミッドソールは安定性とロッカーソールの転がり感の働きをしています。
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・ミッドソール間に挟まるプレートは、ポリアミドとグラスファイバーを組み合わせたもの。プレート現物を手に取り見ましたが、硬質なものではなく、バネ感というよりは踏み込みの安定性と転がりやすさを狙った印象です。

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・軽量化のためヒールカウンターを省いていますが、その代わりに点線部分を硬質にすることで足首が内側に倒れるオーバープロネーションしないようにサポートされています。片脚着地時に内くるぶし側に倒れると膝関節、股関節にも影響し、走る時の前進するランニングパワーに影響があります。ファンタズムに採用されているヒールカウンターを入れず軽量化しつつ、足のオーバープロネーションを抑える仕様は、なかなか良いアイディアだと思ます。
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踵の幅よりもソールのボリューム感があり、安定ミッドソールと相まって着地の安定性を演出しています。
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・アウターソールはトレイルランシューズでも使われるハイグリップラバー。雨で路面が濡れる鋭角なコーナーに入った時、確実に止まってくれる印象で滑る怖さがなく、安心して走行できました。
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・アッパーはアラミド繊維が含まれた素材「マトリックス」で、軽量性と通気性がよく、さらに伸縮性が少ない素材です。
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ほどよいクッション性でタイミングが合わせやすく、軽量で転がる感覚で、アウターソールやヒールカウンターの省略からすると、ゆっくりジョグより少し速めのペースの走り方をターゲットにしたであろうという印象です。

そして、このファンタズムを語る上で避けられない点があります。
サロモンが開発したアッパー素材マトリックスは、少々癖があります。軽量で通気性がありヨレない点は魅力ですが、ストレッチ性がなく、シュータンが薄いのでシューレースの縛り方が難しく、場合によっては痛いと感じるかも知れません。
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履き始め当初は「履き心地が硬いなー」と思い、硬さを逃がす手段としてストレッチコードの靴紐に変えて走ってもみましたが、感覚としてはイマイチよくなかったのでまたオリジナルの靴紐に戻して履き続けました。
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硬いとは言え、しばらく使うと馴染みが出てくるので痛みはなくなり、今では良いトレーニング&レースのパートナーとなっています。

下に続く写真は約300km走った私のファンタズムの状態です。
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見た感じでもひどい消耗感はないと思います。そこで、新品と比べてどれくらい消耗しているかを計測してみました。

<新品>重さ231g、スタックハイト:ヒール37mm/フォアフット28mm(内インソール厚4.5mm)
<300km走行後>重さ233g、スタックハイト:ヒール36mm/フォアフット27mm(内インソール厚4mm)

走行後2g重くなっているのは一度も洗ってないからかもしれません(苦笑)。それよりもミッドソールがヘタッていない、アウターソールが削れ過ぎていないことに注目です。最近のソフトなミッドソールはヘタリが早いのですが、ファンタズムがヘタリづらい理由は、着地時に硬めのミッドソールが一旦衝撃を受け、そして柔らかいミッドソールに伝えるからかと想像しています。

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ちなみに履き方ですが、これはファンタズムに限らずアッパーに硬い素材のシューズは走っていると緩んでくることがあります。そういうシューズの履き方は、まずいつものように踵をトントンとフィットさせ、シューレース全体のゆるみを取った後、上の写真のようにシューレースを軽く引っ張りながら、着地するように路面にトントンと足裏をぶつけ衝撃を与えたり、前足部の曲がるところでクイクイッと爪先を曲げて、取り切れなかった緩みを取ってからシューレースを結ぶ履き方がおすすめです

最初はとっつきにくい奴だなと思っても、しばらく話してみるとなかなかいい奴で、いつの間にか信頼できる良い友人になる。
ファンタズムは最初とっつきづらいかもしれませんが、しばらく走ってみると、いいパートナーになるそんなシューズです。
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